事業の目的
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あなたのチカラが必要です。 高知県は、慢性的に医師不足で困っていますと言えば、 「医師が足りないから女性医師復職支援?」と思われるかもしれません。 高知県は、短期的展望でこの課題を考えてはいません。 次の時代のために、皆さんのチカラが必要だと考えています。
ベットは多い。
でも、必要な医師は不足している。
人口あたりの病床数も全国1位という高知県ですが、療養病床と一般病床の比率が全国では3:8なのに対して、高知県では7:8になっています。このような療養病床の割合の高さが、病床あたりの医師数を少なくしている要因のひとつです。つまり、ベッドはあっても必要な医師は足りないのです。もっとも、こうした話は、高知県内の医療機関で勤務した経験のある方には、説明の必要もないかもしれません。
それでも、復帰を勧められると「医師が足りないから女性医師の復職支援なの?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。そうした緊急課題の一時的対応であれば、民間の医療関連専門業者の求人でも解決は可能かもしれません。
高知県と高知医療再生機構は、そうした短期的展望ではなく、現在の課題と今後の可能性を熟慮し、中長期的展望で臨む必要があると考えています。
それでも、復帰を勧められると「医師が足りないから女性医師の復職支援なの?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。そうした緊急課題の一時的対応であれば、民間の医療関連専門業者の求人でも解決は可能かもしれません。
高知県と高知医療再生機構は、そうした短期的展望ではなく、現在の課題と今後の可能性を熟慮し、中長期的展望で臨む必要があると考えています。
あなたのチカラを未来に。
皆さんの中には、高知医療再生機構という名前をご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。
高知医療再生機構は、高知県内の医師のキャリア形成サポートや、全国からの医師の招聘などを行っている機関です。また、高知県内の臨床研修をサポートして医師の高知県定着を図るなどの仕事をしています。つまり、医療環境全般を俯瞰し、それぞれの課題に応じたサポートプログラムを作成、実行している機関です。 そして、この高知医療再生機構が重要課題として取り組んでいるのが、「女性医師の復職支援」です。皆さんが既にご存知のように1970年代には約10%だった女性医師数の割合は18.84%になっています。さらに、20代に限れば35.9%にもなるとも言われています。
こうした数字を見る限り、女性医師の存在感は数年でさらに大きく変化することが予想できます。また海外へと目を向けると、イギリスでは44.07%、ドイツは42.31%、フランス40.82%、イタリア37.24%、アメリカ31.76%ですから日本における女性医師数増加の傾向は、そうした先進国に近づいている証ということもできます。
高知医療再生機構は、そうした近い将来を展望しながら、次の時代の為のプログラムを構築していきたいと考えています。現在進行している復職サポートは、確かに、まだ目の前にある課題の解決に留まるものかもしれません。しかし、働く女性医師の育児サポートプログラム、休職期間のリカレント教育、求職者や常勤を離れた医師間の情報ネットワーク構築、専門医間の情報共有システム、女性医師に特化したキャリア支援のプログラムなど将来にわたり推進するべきことはたくさんあります。容易に全ての環境設備を実現することはできません。また、その実効性も慎重に検討したうえで実施しなければならないと考えています。
ですから、高知医療再生機構は、皆さんに積極的に復職して頂いて、その経験、助言を活かし、一緒に、そうした環境の設備と課題解決を進めていきたいと考えています。そして、それは、必ず皆さんの後に続く女性医師たちのチカラになるものと確信しています。
高知県の医療の未来の為のシステム構築やプログラム作りにも皆さんの力が必要と、考えていることを理解していただければと思っています。
高知医療再生機構は、高知県内の医師のキャリア形成サポートや、全国からの医師の招聘などを行っている機関です。また、高知県内の臨床研修をサポートして医師の高知県定着を図るなどの仕事をしています。つまり、医療環境全般を俯瞰し、それぞれの課題に応じたサポートプログラムを作成、実行している機関です。 そして、この高知医療再生機構が重要課題として取り組んでいるのが、「女性医師の復職支援」です。皆さんが既にご存知のように1970年代には約10%だった女性医師数の割合は18.84%になっています。さらに、20代に限れば35.9%にもなるとも言われています。
こうした数字を見る限り、女性医師の存在感は数年でさらに大きく変化することが予想できます。また海外へと目を向けると、イギリスでは44.07%、ドイツは42.31%、フランス40.82%、イタリア37.24%、アメリカ31.76%ですから日本における女性医師数増加の傾向は、そうした先進国に近づいている証ということもできます。
高知医療再生機構は、そうした近い将来を展望しながら、次の時代の為のプログラムを構築していきたいと考えています。現在進行している復職サポートは、確かに、まだ目の前にある課題の解決に留まるものかもしれません。しかし、働く女性医師の育児サポートプログラム、休職期間のリカレント教育、求職者や常勤を離れた医師間の情報ネットワーク構築、専門医間の情報共有システム、女性医師に特化したキャリア支援のプログラムなど将来にわたり推進するべきことはたくさんあります。容易に全ての環境設備を実現することはできません。また、その実効性も慎重に検討したうえで実施しなければならないと考えています。
ですから、高知医療再生機構は、皆さんに積極的に復職して頂いて、その経験、助言を活かし、一緒に、そうした環境の設備と課題解決を進めていきたいと考えています。そして、それは、必ず皆さんの後に続く女性医師たちのチカラになるものと確信しています。
高知県の医療の未来の為のシステム構築やプログラム作りにも皆さんの力が必要と、考えていることを理解していただければと思っています。
しかし、誰もがそうであるように、医療現場を離れると、それを実感するのは難しいかもしれません。分かっていても普段の生活の中ではなかなか意識することが難しい問題です。
高知県は人口あたりの医師数が全国5位です。しかし、若手の医師数は平成12年から22年までの10年間で27.7%も減少しています。また、県中央部の中央保健医療圏の医師は増加しているのですが、それ以外の保健医療圏ではすべて減少しています。
さらに、麻酔科、小児科、産婦人科など、全国的に見ると医師が増加している診療科目も高知県では減少しているなど、高知県の地域医療の環境はとても深刻な状況にあります。さらに、全国5位という医師数も100床あたりで計算すると、わずか9.8人に過ぎません。
トップの東京が24.6人ですから、較べても仕方ないと思っても、ため息が出るような格差が現実となっています。